虫歯には虫歯をつくる菌が関係していることはご存知ですか?
また、その菌は赤ちゃんとして産まれてきたあとに自分以外のヒトから感染することはあまり知られていないのではないでしょうか?
何気なく行っている行為が子供に虫歯菌を感染させていることがあります。例えば同じ箸やスプーンを使って食事をしたり、ミルクの温度を確認するのに哺乳瓶を吸ってみたり…いかがですか?
虫歯菌の遺伝子を調べると母と子供の持っている虫歯菌の75%が同じDNAという研究結果が報告されています。(=感染元が母親であるということです)
乳歯が出てくる頃から4歳くらいまでが重要な時期です。気をつけてくださいね!


歯周病は歯を支える骨(歯槽骨)などの組織がじわじわと破壊される病気です。歯周病はとても気づきにくい病気で、気がついたときには意外に進行しているケースが多く、成人の歯の抜ける原因として上位を占めます。
歯周病は初期の段階であれば治療回数も少なく、抜歯の可能性も低くなります。
歯周病の原因は歯の汚れの中の細菌です。定期的に歯医者さんに行って汚れ取りや歯・歯肉のチェックをされることをお勧めします。


6月によく聞かれた事で、乳歯は病院で抜いてもらった方が良いのでしょうか?という質問がありました。基本的に、乳歯ですから、自然と生え変わるものなのですが、生え変わらないと、そのまま、生えたきた永久歯の間に残ったり、乳歯の根だけが残ったりして、そこに食べ物が詰まったりします。また、永久歯が生えてくる時に、乳歯が邪魔をしたりして、歯並びに影響を与えることもあります。ですから、できれば、乳歯がぐらぐらしてきたら、速やかに乳歯は抜いたほうがいいです。意外と大人になっても乳歯が残っている方は多いです。ただ、やはりその周りで、虫歯になって治療が必要なケースが多いです。もし、お子さんのグラグラした歯が気になる場合は、個人、個人生え方が違いますので、一度みせていただければ、もっと具体的なお話ができると思います。それでは、また。


昨日の『電車男』ご覧になりましたか?泉谷しげるさんの台詞に「タバコぐらい自由に吸わせろ!俺は吸うぞ!!」って…。不憫ですねぇ(T_T)
最近気づきましたが、タバコのパッケージ…「喫煙はあなたの肺気腫を悪化させます。」「心筋梗塞の…」「歯周病の…」いろいろなことが大きく警告されていますね。
今まではパッケージにそんなことが書いてなかったせいもか(?)喫煙することがなんとなく格好良く思えたものが、パッケージが変わってから、そんなタバコを持っているとなんだか格好つかないのではないでしょうか?(私は喫煙しません。喫煙を理解できないので私の想像が違うのなら、あしからず)
この先…タバコを吸うことがストレスになる時代かもしれませんね…。




歯科でも、喫煙は大きな問題です。歯周病はもちろん、インプラントなどの外科的な処置後の状況は明らかに違いが現れます。専門的な立場からいくと、喫煙なさる方の歯周治療は難しいのです…。歯肉が素直に反応しないのです。できれば喫煙をやめていただきたいのですが…それもなかなか難しいですよね。
そのような方には、治療が終了しても1ヶ月以内に来院していただき、プロケア(専門家による清掃)を行うことをお勧めし、歯周病の進行、または再発ができるだけないように対応しています。


毎週1回、朝から衛生士との、勉強会を行なっています。主に内容は、歯周病に関してのものが、メインに行なっています。明日の朝も行ないます。
歯磨きの仕方や、歯茎の状態の観察などさまざまです。歯磨きの仕方などわからないときは、気兼ねなく、いろいろ衛生士に質問してみてください。きっといいアドバイスがもらえると思います。
電動歯ブラシの使用についても、今使用中のものを持ってきていただければ、それに応じて使用法をご説明します。また、電動歯ブラシの購入お考え中の方も、当院には、プリニアという音波歯ブラシの認定アドバイザーの衛生士もいますので相談してみてください。それでは、また。